親不孝者に与えられたプレゼント (回想25)

( ハナニラ ユリ科 )
神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、
神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。
(聖書 ローマ8:28)
母亡き後、認知症になってしまった実家の父・・・
わが家に迎え、一緒に暮らすようになったのは、7年前のことでした。
当時は、認知症の義母との同居生活がようやく落ち着いた頃で、
また新たな試練が始まるのかと思うと、逃げ出したくなるような心境でした。
何より、認知症の義母と父が、うまくやっていけるのだろうか・・・
義母一人でも精一杯なのに、果たして、二人の介護が務まるのだろうか・・・
不安材料は数え切れないくらいありましたが、
他に為す術もなく、義母の許可を得て、父を迎えることにしたのです。
聖書には、「すべての事について感謝しなさい」 とありますから、
不安なことや問題の一つ一つを、感謝しました。
また、この状況をゆるされたのは神さまですから、
このことの背後に、すばらしい神さまの計画があること、
そして、神さまが最善を成してくださることを期待して、感謝し続けたのでした。
その結果は以前にも書かせていただきましたが、 (過去記事はこちら)
父を迎えたことは、義母にとっても、介護担当の私にとっても、
もちろん父にとっても、家族にとっても益となり、最善の計画であった事が分かりました。
父は優しい人で、子どもの頃、私のことをとても可愛がってくれました。
けれども、大人になるにつれ、親の恩を忘れ、私は自分勝手な生き方をするようになり、
結婚してからは、離れていた事もありますが、
実家にもあまり帰らず、淋しい思いをさせてしまったのです。
父が天に召されるまでの三年半、ともに暮らし、最後まで介護させて貰えたことは、
親不孝ばかりしてきた私にとって、大きな慰めとなりました。
試練だと思っていた認知症の父との同居・・・
実は、神さまからのプレゼントであったと、今頃になって気づかされています。
神さまのなさることには、どうしてこんな事が益になるの?
と思わず文句を言いたくなったり、ガッカリして落ち込んでしまうような事もあります。
けれども、その背後には、神さまの最善のご計画が備えられているのですね。
その計画を開く鍵が、感謝することであり、神さまを信じ従うことだと教えていただきました。
私たちを愛し、私たちを真に幸せにしてくださるために、
いつも最善をなしてくださる神さまに、心から感謝します。 ハレルヤ!
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