イスラエル派遣の思い出

2007年11月、初めてのイスラエル行きに、まるで子どものように舞い上がっていました。出発前夜、そんな私を、今まで経験したことのない激しい歯の痛みが、突如、襲いかかり、その後も、強くなったり、和らいだりしながら続いたのでした。
派遣三日目、チームは、エジプトからイスラエルに入国し、エイラットで宿泊しました。その夜のことです。再び、出発前夜のような激しい痛みに襲われ、夜中に目が覚めてしまいました。
「すべてのことについて感謝しなさい」・・・今回の派遣の中では、特に「真の感謝」ということが、繰り返し語られていました。
どうせ痛くて眠れそうにないので、この痛みのために、徹底して感謝しようと・・・賛美を歌い、感謝をはじめました。そして、(誰もいないので) 喜ぶことを行動で現そうと、踊りました。
感謝し喜び踊っていると、歯の痛みが続いていることも、神様の御手の中で起きていることであり、そして、それは、私にとって最善のことであると・・・分かってきました。
同時に、言いようのない喜びに満たされ、歯の痛みが許されていることは、本当に、本当に感謝なことだ・・・と、心から思えるようになりました。
それまでは、悪いと思うことを感謝する中で、神様が働いてくださって、一刻も早く、悪い現状から解放されたい・・・そういう、下心がありました。けれども、このときは、痛みがあるままで、心から、喜び感謝し、神様をほめたたえる思いに満たされました。
「真の感謝」・・・こういうことなのかなぁーと思いながら、このすばらしい恵みに浸りつつ朝を迎えました。それからは、痛みはありましたが、不安はなく、むしろ喜びと、このことを通して何をしてくださるんだろうという期待でいっぱいでした。
いま思うと、派遣の間中、いつも心を神様に向けていられたのは、この痛みがあったからこそ・・・すぐ舞い上がってしまうお調子者の私のこと、初めての派遣で、憧れのイスラエルの地で、はしゃぎまくっていたに違いありませんから・・・
今回のことは、私以上に、私のことを知ってくださっている神様の、あわれみによるお計らいであったなぁーと、思わされています。常に最善をなしてくださる神様に、心から感謝いたします。ハレルヤ!
「すべてのことはあなたがたのためであり、それは、恵みがますます多くの人々に及んで、感謝が満ちあふれ、神の栄光が現れるようになるためです。」
(第2コリント5:15)
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